Aroma&Relax Yurara(ゆらら ユララ)は宮崎県都城市のサロン/アロマテラピー/スクール/セラピスト学院です。

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■アロマテラピーとは

アロマ=「芳香」・テラピー=「療法」と訳し、アロマテラピーは「芳香療法」、香りによる療法という意味です。
アロマセラピーは英語、アロマテラピーはフランス語読みにしたものです。
この療法に使われる精油は、植物の花びら、葉、枝、根、果皮、種子、樹皮など、さまざまな部位から抽出します。

「これらの精油を使いこなす」とは、言い換えると、「自然の恩恵を受けることが出来る」ということを
意味しています。私たち人間にとって植物とは無くてはならないものです。植物によって生を受け、
植物によって私たちは生きながらえていると言っても過言ではありません。 その植物を大切にして感謝しながら、健康増進・健康維持に利用したいものです。

アロマテラピーは古くから植物療法・伝統療法として利用されてきました。現在、医学はめまぐるしく進歩していますが、
現代医学をもっても理解しがたい病気がたくさんあります。また、最近では、病気と診断されなくても、
なんとなく体調が悪いなどの不調を訴えるケースも多くなってきました。アロマテラピーは医学ではありませんが、
自然の恩恵をうまく利用して、自己責任のもと、健康増進に役立てていく療法として見直される時代になってきました。

葉っぱ

効果的なアロマテラピーのためのケモタイプ精油とは?

■ケモタイプ精油に重要な役割を果たす学名について

植物は、国や地域により植物の呼び方が違うことがあります。そのような時は、世界共通の「学名」で植物を見分けることが出来ます。学名は、精油を選ぶうえでも重要な役割を果たします。
学名とは、2つの単語で構成される「2命名法」で表されます。

例えば、シソ科のラベンダー・アングスティフォリアは次のようになります。

Lavandula angustifolia
(ラバンデュラ属 アングスティフォリア種)

■ケモタイプ種(科学種)が出来るまで・・・

学名を見たときに、科・属・種が同じであっても、植物が生育する土壌や気候、風土などの自然環境により、含有する成分が大きく異なることがあります。なぜなら、植物は動物とは違い動くことができませんので、定位置で力強く生き延びていくことが必要になるからなのです。
日照りが多く雨が少ない気候でも・・・栄養分の少ない土壌に生育をしてしまっても・・・虫が多く飛来して葉を食いあさることが起きても・・・どんな状況でも、植物は定位置で出来る限り、その過酷な環境の中で生き延びていく涙ぐましい努力をしています。

例えば、ゼラニウムは、虫が多く発生した時には、虫に食われる被害を抑えるため、シトロネラールを多く作り出します。なぜなら、シトロネラールには昆虫忌避作用があります。
虫が嫌がる匂いを造りだし、シトロネラールが揮発することで、回りに生育している植物に虫の飛来を伝える役割も果たしているようです。このように、同じ学名の植物でも自然環境の違うところに生育したものを、成分分析してみると、その自然環境に適合した成分が植物から検出されます。これらを、「ケモタイプ種(科学種)」と呼んでいます。

■化学成分的に何を多く含有するかにより、期待する効果や香りが異なります。

具体的に、シソ科のタイムを見てみましょう。
Thymus vulgaris CT1(Linalool)
Thymus vulgaris CT6(Linalool)

この2種類は、シソ科、タイム属、ブルガリス種は同じですが、自然環境や蒸留時期によりリナロールを多く含有した精油をCT1(ケモタイプ1)と言い、チモールを多く含有した精油をCT6(ケモタイプ6)と言います。

同じタイムですが、CT1はリナロールを70%前後含有するため香の印象もかなりリナロールの甘みのあるフローラルな香りがします。一方、CT6はフェノール類(チモール)を30%前後含有するため香りは薬品臭の印象が強いのです。